bool代数とはジョージ・ブールが19世紀中頃に考案した代数系の一つです。 プログラミングにおいては真偽値とも呼ばれ、条件式を記述する際に広く用いられます。 この代数系を理解することで、プログラミングの幅を広げることが出来ます。
目次
プログラミングにおいて真偽値は以下のように扱われます
真 | TRUE, True, true (トゥルー) | 0以外の数値 |
---|---|---|
偽 | FALSE, False, false (フォルス) | 0 |
bool型での真偽判定は「0かどうか」を見ます。 そのため、0であればfalse、そうでなければtrueが返る仕組みになっています。
bool型とは切っても切り離せない演算方法、それは論理演算です。 以下の演算式を用いることで、様々な演算を行うことが出来ます。
&& を用いて演算します。 左右の式がどちらもtrueの場合にtrueを返します。 true && false ⇒ false
|| を用いて演算します。 左右の式のいずれかがtrueの場合にtrueを返します。 true || false ⇒ true
^ を用いて演算します。 左右の式のどちらかがtrueの場合にtrueを返します。 true ^ false ⇒ true
上記の演算を表に表すとこのようになる。
| 左式 | 右式 | && | || | ^ | | --- | --- | --- | --- | --- | | true | true | true | true | false | | true | false | false | true | true | | false | true | false | true | true | | false | false | false | false | false |
! を用いて演算します。 該当の式がtrueの場合にfalse、falseの場合にtrueを返します。 !true ⇒ false