SOLID原則とは、「Single Responsibility Principle(単一責任の原則)」、「Open/Closed Principle(開放・閉鎖の原則)」、「Liskov Substitution Principle(リスコフの置換原則)」、「Interface Segregation Principle(インターフェース分離の原則)」、「Dependency Inversion Principle(依存性逆転の原則)」の5つの原則の頭文字を組み合わせたものです。
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この原則は、1つのクラスは1つの責任を持つべきであるというものです。つまり、1つのクラスが複数の役割を持つことは避けるべきであり、各クラスは単一の目的を持つように設計されるべきです。
この原則は、既存のコードを変更せずに機能を拡張できるようにすることです。つまり、新しい機能を追加できるように設計し、既存のコードを変更することなく、既存の機能を拡張できるようにすることが目的です。
この原則は、派生クラスは親クラスと置換できるというものです。つまり、親クラスで定義されたメソッドやプロパティを派生クラスでも利用できるように設計することが目的です。
この原則は、必要のないインターフェースを実装しないようにすることです。つまり、クライアントが利用するためのインターフェースを必要最小限にすることで、コードの冗長性を減らし、保守性を高めることが目的です。
この原則は、上位レベルのモジュールは下位レベルのモジュールに依存しないように設計することです。また、抽象に依存するように設計することで、柔軟性と拡張性を高めることが目的です。
SOLID原則は、オブジェクト指向プログラミングにおける基本的な原則であり、コードの品質を向上させるために必要不可欠なものです。