データ型とはいずれも、一度に一つの値を持ちますが、処理によっては複数の値をまとめて使いたい場合もあります。 配列とは、同じ型の値を1つの塊として扱う事の出来る機能です。

目次


<aside> ❓ 配列とは、仕切りのある入れ物です。 区切られたスペース(=要素)にそれぞれ番号(インデックス番号)が振られ、互いを認識します。 インデックス番号は0からスタートします。

int[] data

| [0] 1 | [1] 2 | [2] 3 | [3] 4 | [4] 5 | | --- | --- | --- | --- | --- |

data[3] → 4

</aside>

配列の宣言

サイズのみの宣言

配列のサイズだけを宣言しておきます。

データ型[] 変数名 = new データ型[要素数]

初期値を指定した宣言

配列を宣言する際、値の初期化をまとめておこなえます。

データ型[] 変数名 = {要素1,要素2,要素3,…}

配列のアクセス

宣言した配列の値へアクセスするには**ブラケット構文([…])を利用します。 ブラケットでくくられた中にはインデックス番号(添え字)**を入力します。 これは、配列の何番目の要素を取り出すのかを意味し、その番号は0から数え始めます。

Console.WriteLine(data[0]); //配列の先頭要素を出力

また、配列のサイズを超えたインデックス番号を入力すると例外(Index Out Of Range Exception)が発生します。 配列のサイズを知りたい場合はLengthプロパティを利用します。

Console.WriteLine(data.Length); //配列のサイズを出力

インデックス番号は0スタートなので、インデックス番号の最大値は「data.Length-1」で求められます。

多次元配列

インデックスが1つの場合は一次元配列と呼ぶのに対し、複数のインデックスの配列を多次元配列と呼びます。 2つのインデックスの配列を2次元配列と呼び、ブラケット内に2つの要素をカンマ( , )区切りで宣言します。